韓国 きょうのニュース(12月20日)
◇40~64歳の56%が持ち家なし 6割近くは借り入れあり
統計庁が20日発表した統計によると、韓国で昨年、40~64歳のうち住宅を所有する割合は43.8%で前年から0.7ポイント拡大した。この割合は徐々に上がっているものの、依然として半数に届かない。また、40~64歳で金融機関からの借り入れがあるのは全体の57.3%で 前年から0.8ポイント拡大した。借入残高の中央値は前年比11.6%増の5804万ウォン(約600万円)だった。
◇DMZ含む国土の5%を国立公園に 政府が基本計画
環境部は、先月開かれた国立公園委員会で「第3次自然公園基本計画」が可決されたと発表した。基本計画には、陸上国立公園の面積を32年までに国土(10万266平方キロメートル)の5%に当たる5351平方キロメートルに増やす方策のほか、北朝鮮との軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)を新たに国立公園の対象地とする内容などが盛り込まれた。
◇27日の閣議で恩赦確定か 尹大統領主宰
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が27日の閣議を主宰し、年末の特別赦免(恩赦)の対象者を確定する見通しだ。大統領室関係者が聯合ニュースの取材に明らかにした。閣議後に対象者を発表し、28日午前0時をもって赦免を実施するとの見方が有力だ。8月の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせた特別赦免で対象に含まれなかった李明博(イ・ミョンバク)元大統領が赦免される可能性が有力視されている。李氏は在任中の収賄や横領の罪に問われ、20年10月に懲役17年の実刑判決を受け収監された。
◇韓国政府が実態把握に着手 国内に中国警察が非公式拠点か
中国が反体制派を取り締まるための拠点を海外に非公式に展開しているとされる問題で、韓国政府が国内の実態把握に乗り出したことが分かった。軍と警察の防諜(ぼうちょう)組織と外交部を中心に関係機関が動いている。調査の結果、韓国で中国によるこうした施設の運営事実が明らかになれば、主権侵害や司法妨害などに当たる。韓中関係に大きな波紋を広げかねない。中国当局は、運転免許の更新や現地の住宅登録などのサービスを提供する施設であり、国際法を守っていると主張している。
◇あす午前にかけ首都圏などで大雪 積雪15センチ以上も
気象庁によると、上空のジェット気流に沿って韓国の北側を気圧の谷が通過し、21日未明から午前にかけて全国で雪や雨が降ると予想される。これを受け、同日未明に首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)、江原道西部、忠清北道北部、慶尚北道北部、済州島の山間部に大雪警報・注意報が発令される見通しだ。京畿道北部、同道東部、江原道の内陸、同道の山間部、済州島の山間部では21日の積雪量が5~10センチとなり、京畿道北部と江原道の内陸・山間部では15センチを超える可能性もある。