屋内のマスク着用義務 一定基準満たせば「勧告」に=韓国防疫当局が方針
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2022.12.22 14:37
【ソウル聯合ニュース】韓国政府と与党「国民の力」は22日、新型コロナウイルス対策として維持されてきた屋内でのマスク着用義務の解除を話し合う協議会を開いた。この席で防疫当局は、一定の基準を満たす場合は現行の着用義務を着用勧告に変更する方針を示した。ただし、療養施設や病院、薬局、社会福祉施設などでは引き続き着用を義務付ける。国民の力の成一鍾(ソン・イルジョン)政策委員会議長が伝えた。
政府は23日の中央災難(災害)安全対策本部の会議でマスク着用義務の調整案を発表する計画だ。
国民の力は政府にマスク着用義務の解除を求め、その根拠として現在感染が広がりつつある変異株は重症化の度合いが著しく低い点を挙げた。マスク着用により呼吸がしづらいなど日常生活に不便があり、子どもの言語発達に影響が及んでいるとも言及した。また、免疫を持つ人が増えているほか、各自が感染予防策を取れるようになったと指摘した。
曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は「科学的な根拠を基盤としながらも、国民が十分に受け入れることができる合理的な調整案をまとめる」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr