韓国 きょうのニュース(12月23日)
◇北朝鮮 5日ぶり弾道ミサイル発射
韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は23日午後4時32分ごろ、 平壌・順安付近から朝鮮半島東の東海に向け短距離弾道ミサイル2発を発射した。 北朝鮮は18日に北西部の平安北道・東倉里付近から準中距離弾道ミサイル(MRBM)2発を発射しており、5日ぶりの発射となる。この日の発射は、米国が20日に最新鋭ステルス戦闘機F22(通称ラプター)を約4年ぶりに韓国に展開させ、米戦略爆撃機B52Hや韓国軍の戦闘機などと韓米合同訓練を実施したことに対する反発の可能性がある。
◇政府が屋内でのマスク着用義務緩和に慎重姿勢 早ければ1月末か
政府は23日、新型コロナウイルス対策として維持してきた屋内でのマスク着用義務を段階的に「勧告」に切り替えるとして判断基準を提示し、基準を満たした時点で勧告への切り替え時期の議論に入ると説明した。来月の旧正月(来年は1月22日)連休の前後にも緩和があり得るとの見方が出ていたが、政府は慎重な姿勢を示した。
◇電力需要が連日過去最高 寒波や大雪で
全国的に寒波が続くなか、電力需要が連日で過去最高を更新している。韓国電力公社は、23日午前11時の時点で最大電力需要(1日のうちで電力使用量が最も多い瞬間の電力需要)が94.5ギガワットと夏冬を通じて過去最高を記録したと明らかにした。電力需要は22日に93.0ギガワットまで上がり過去最高となったが、23日はこれをさらに上回った。
◇個人事業者の負債 増加幅が過去最大
統計庁が発表した資料によると、2021年末現在の国内の個人事業者1人当たりの平均負債額は1億7805万ウォン(約1800万円)で、前年比5.8%(975万ウォン)増加した。増加率は関連統計を取り始めた17年以降で最大となった。年代別では、50代の個人事業者の平均負債額が2億379万ウォンで最も多かった。20代(6047万ウォン)は最も少なかったが、前年比の増加率は11.8%で最も高かった。
◇クリスマス・年末年始に多くの人出予想 警察官・機動隊投入へ
警察がクリスマスや年末年始のイベントの安全管理のために全国に警察官と機動隊を大挙投入する。警察庁は23日、クリスマスがある今週末にソウル市の明洞、江南駅、弘大、釜山市の光復路、広安里海水浴場など全国の37カ所に50万人を超える人出が予想されるとして、警察官656人、機動隊8部隊を配置すると発表した。また、ソウル市の普信閣、江原道・江陵の鏡浦台、全羅南道・麗水の向日庵など全国の269カ所に上る除夜の鐘突き行事の会場や初日の出スポットなどに124万人以上が訪れると予想した。