韓国軍 来年1月に「核・WMD対応本部」設置=北朝鮮念頭
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2022.12.27 15:12
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は27日、北朝鮮の核と大量破壊兵器(WMD)の抑止・対応を担う「核・WMD対応本部」の設置を柱とする職制改正案が閣議決定されたと発表した。同本部は北朝鮮の高度化する核・ミサイル脅威に効果的に対応するための組織で、来年1月初旬に創設される。
従来の核・WMD対応センターが核・WMD対応本部に拡大・再編される。北朝鮮の核・WMDへの対応のほか、サイバー・電磁波・宇宙関連業務も担う。
核・WMD対応本部の設置は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が公約に掲げた「戦略司令部」創設の土台になるとの見方もある。戦略司令部は北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)からなる「韓国型3軸体系」を統括する組織となる。
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