韓国外相 インド太平洋戦略「外交政策の転換点」
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2022.12.28 21:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は28日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の「自由・平和・繁栄のインド太平洋戦略」の最終報告書が同日発表されたことに関連し、「韓国の外交は地域および世界の問題に対して能動的に対応する新たな時代を迎えることになった。尹政権の外交政策ドクトリンと呼べる」と述べた。また、同戦略は韓国の外交政策の歴史の分水嶺(ぶんすいれい)であり、韓国は今後、朝鮮半島を超えた戦略的な領域を設定することになると強調した。
この日ソウルの外交部庁舎で開催された同戦略の説明会で、このように演説した。
朴氏は、朝鮮半島が分断されてから韓国にとって最も重要な問題は常に対北朝鮮問題だったため、朝鮮半島に直接的な影響のある外交問題は、世界の別の問題よりも優先されてきたと指摘した。
そのうえで「朝鮮半島情勢の影響力が国際社会で大きくなかった時は、それが当然だと思われていたが、今は韓国が先進国に加わり、韓国が自国とその周辺の問題だけに注力することは不可能になった」と強調した。
高まった韓国の地位に合わせて韓国の役割と責任を「再確立」しなければならない時期が到来したとも述べた。
また、韓国のインド太平洋戦略は、域内の自由、平和、繁栄への挑戦に対抗する重層的かつ包括的な協力のネットワークを構築していくものと強調した。
yugiri@yna.co.kr