韓国 けさのニュース(12月29日)
◇尹政権発足2年目 韓米蜜月へ・韓日関係は本格的な正常化目指す
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は来年、発足2年目を迎え、外交・安全保障で米国との一層の関係強化を図る一方、日本との関係は本格的な正常化を目指す方針だ。韓米同盟を外交の軸として欧米の自由主義陣営と引き続き足並みをそろえる。関係改善を進めている対日外交でも徴用問題など諸懸案を解決させる考えだ。
◇ソウルの地下鉄・バス運賃 来年4月にも値上げへ
ソウル市は29日、来年4月末に地下鉄、市内バス、マウルバス(コミュニティーバス)など公共交通機関の初乗り運賃を各300ウォン(約32円)値上げする方策を推進すると発表した。ソウル市の公共交通機関の運賃値上げは2015年6月が最後で、来年値上がりすれば8年ぶりとなる。市は地下鉄とバスの累積赤字拡大に加え、政府が高齢者などを対象とする地下鉄無料乗車による損失を補填(ほてん)しないと決めたことから運賃の値上げに踏み切る方針だ。
◇梨泰院雑踏事故 ソウル市などがきょう国会報告
158人が死亡したソウルの梨泰院雑踏事故の真相解明などに取り組む国会の国政調査特別委員会は29日午前、国会で関係機関から報告を受ける。ソウル市と大検察庁(最高検)、竜山区庁、ソウル消防災難(災害)本部、ソウル総合防災センター、竜山消防署、ソウル交通公社、ソウル警察庁、竜山警察署が報告対象となる。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長、金光浩(キム・グァンホ)ソウル警察庁長、新任のイム・ヒョンギュ竜山警察署長、チェ・ソンボム竜山消防署長らが出席する。
◇造船受注量 韓国が2年連続中国に首位譲る
造船・海運市況分析機関の英クラークソン・リサーチが発表した今年の世界全体の新造船発注量は4193万CGT(標準貨物船換算トン数)で、前年比22%減少した。このうち韓国は前年比11%減の1564万CGTを受注し、シェア37%で中国(2034万CGT、49%)に次いで2位となった。韓国は20年まで3年連続で受注量1位を記録したが、昨年からは自国内の発注に支えられた中国に受注量で押されている。
◇新規コロナ感染者7万1427人 前週比約4千人減
中央防疫対策本部は29日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から7万1427人増えたと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日に比べ約4000人減少した。新たな死者は76人だった。