Go to Contents Go to Navigation

韓米・韓中高官 北朝鮮への対応など協議

記事一覧 2022.12.30 15:50

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部で北朝鮮問題を担当する金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長は30日、米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表、中国の劉暁明・朝鮮半島問題特別代表とそれぞれ電話協議を行い、北朝鮮の核問題への対応などを議論した。

韓国外交部の金健・朝鮮半島平和交渉本部長(同部提供)=(聯合ニュース)

韓国外交部の金健・朝鮮半島平和交渉本部長(同部提供)=(聯合ニュース)

 金氏はキム氏との協議で、北朝鮮が弾道ミサイルだけでなく無人機を飛ばすなど、複合的な挑発行為を続けているとの認識を共有。北朝鮮が7回目の核実験の準備を終えた中、最近は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の通常角度での発射をちらつかせるなど威嚇のレベルを高めていることに深刻な懸念を示した。

 両氏は強固な韓米防衛体制に基づき、いかなる挑発にも断固として対応する方針を確認し、国際社会の一致した対応についても議論した。また、北朝鮮の核問題は韓米と共に中国が長期間にわたって協力してきたとして、中国がより積極的な役割を果たすよう、中国との意思疎通を強化することで一致した。北朝鮮が挑発を中止し、非核化対話に応じるよう取り組むことが韓米中3カ国の共同利益になるというのが韓米の認識だ。

 金氏は劉氏との協議では北朝鮮の無人機が韓国の領空を侵犯したことを説明し、北朝鮮の新たな挑発を防ぐための中国の積極的な役割を求めた。また、北朝鮮が早期に対話に復帰するよう意思疎通と協力を継続するとともに、国連安全保障理事会が北朝鮮に違法な挑発への責任を取らせるため中国も積極的に協力するよう要請した。

 米国は北朝鮮の先月18日のICBM発射を受けて安保理議長声明の草案をまとめたが、常任理事国である中国・ロシアとの立場の隔たりが埋まらず進展していない。

 劉氏は中国が朝鮮半島の平和と非核化の実現のため、建設的な役割を果たす意思があるとの考えを改めて表明し、今後もさまざまな方式で朝鮮半島問題について意思疎通する方針を示した。

kimchiboxs@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。