尹大統領の支持率４０．０％　３週ぶり下落

【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターが２日に発表した２０２２年最後の調査結果によると、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の支持率は４０．０％で、前週から１．２ポイント低下した。３週ぶりの下落。不支持率は０．６ポイント上昇の５７．２％だった。

　同社の調査で尹大統領の支持率は７月第１週に初めて４０％を割り込んだ後、３０％台前半で推移した。１１月第３週から緩やかな上昇となり、１２月第３週で半年ぶりに４０％を回復すると、翌週も小幅上昇し４１％台を維持していた。　

　リアルメーターの関係者は、支持率低下の要因として北朝鮮無人機の韓国侵入を挙げ、「尹大統領の『確実に報復』『戦争準備』などの発言により、『ソウルも不安』というリスク心理と北に対する緊張感が高まった」と分析した。

　中道層（１．３ポイント下落）だけでなく、北朝鮮と安全保障問題に敏感な保守層（１．９ポイント下落）でも支持率が下がった。

　政党支持率は保守系与党「国民の力」が前週比１．８ポイント下落の３９．２％、革新系最大野党「共に民主党」が２．６ポイント上昇の４５．５％で、両党の開きは６．３ポイントと３週ぶりに誤差の範囲を超えた。革新系野党「正義党」は０．８ポイント上昇の３．８％だった。

　調査は先月２６日から３０日まで、全国の１８歳以上の２５１１人を対象に実施された。

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