韓国外交部長官 新中国外相に祝電=協力の意思表明
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2023.01.02 15:59
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は昨年末に中国の外相に就任した秦剛氏に祝電を送り、高官級の意思疎通の継続に向け協力する考えを示した。韓国の外交消息筋が2日、明らかにした。
両氏は今後、具体的な協議の日程や方法などを調整するとみられる。
秦氏は2021年7月に駐米大使に抜てきされた。駐米大使として中国と米国の武力衝突の可能性を警告するなど強硬な発言をし、注目を浴びた。意向に沿わない国を威嚇する中国の「戦狼外交」を代表する存在だが、外相として過去の外交スタイルを維持するかは予断できない。
異例の3期目に入った習近平国家主席は昨秋に首脳外交を再開して以来、韓米日を含む50カ国以上の首脳と会談するなど活発な外交を展開している。米国との覇権争いの中、米中対立を管理しながら対外関係を安定的に維持する狙いとみられる。地域に合わせた融和政策を通じ国際社会で味方を増やすことに注力している最近の中国の外交路線などを考慮すれば、秦氏もこうした路線から脱却することは難しいとの見解もある。
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