韓国完成車5社の22年販売 前年比4%増の772.8万台=海外がけん引
【ソウル聯合ニュース】韓国完成車メーカー5社の昨年の販売台数が需要回復を受け前年より小幅増加した。国内販売は低迷したものの、海外販売は前年より増えた。国内では電気自動車(EV)市場の成長が明確に表れた。
現代自動車と子会社の起亜、韓国GM、ルノーコリア自動車、双竜自動車が3日までに発表した資料によると、5社の昨年の販売台数は国内が138万8476台、海外が634万260台で、計772万8736台だった。
2021年の742万9513台(国内143万3605台、海外599万5908台)より4.0%増加した。
国内と海外を合わせた世界販売台数は5社すべて増加したが、国内販売は3.1%減少した。国内販売が増加したのは起亜と双竜だけだった。
海外販売は5社すべてが増え、前年比5.7%増加した。
昨年、国内で最も販売台数が多かったのは、現代の小型トラック「ポーター」で9万2411台を記録した。国内販売の上位10モデルはすべて現代か起亜のモデルだった。
乗用車では起亜の多目的レジャー車(RV)「ソレント」が6万8902台で最多となった。RVが乗用車部門で1位になったのは今回が初めて。
現代の昨年の世界販売台数は前年比1.4%増の394万4579台だった。国内販売台数は前年比5.2%減の68万8884台、海外販売台数は同2.9%増の325万5695台。
同社は新型コロナウイルスの感染再拡大と半導体部品の供給不足、インフレ拡大や不況などの影響で国内販売はやや減少したが、米国や欧州、新興市場での需要が全般的に回復し、海外での販売が増加したと説明した。
起亜は前年比4.6%増の290万3619台を販売した。国内は1.1%増の54万1068台、海外は5.4%増の236万2551台だった。
国内市場では現代と起亜のエコカーの販売台数が前年比36.7%増の31万3136台を記録した。EVは前年比67.7%増の11万9791台を記録し、成長の勢いが顕著だった。
韓国GMは前年比11.7%増の26万4875台だった。海外は24.6%増の22万7638台を記録したが、国内は31.4%減の3万7237台だった。
ルノーコリアは前年比27.8%増の16万9641台を販売した。国内は13.9%減の5万2621台、海外は63.3%増の11万7020台だった。
双竜は前年比34.9%増の11万3960台。国内は21.8%増の6万8666台、海外は61.0%増の4万5294台だった。
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