尹大統領が年初の内閣改造を否定　「うわさに惑わされるな」

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は３日の閣議で、一部で取り沙汰されている内閣改造について、状況に応じて行うものであり、年が変わったからするものではないとし、年初に実施することに否定的な見方を示した。複数の出席者が伝えた。

　尹大統領は「落ち着かない雰囲気は国民に対する礼儀ではない」とし、「交代するかもしれないという話が出回ると、公務員も動揺する。余計なうわさに揺さぶられてはならない」と述べた。

　また、「各官庁の全ての職員は国民生活（の改善）にまい進してほしい」とし、各官庁が抱える懸案の解決に注力するよう要請した。

　内閣改造を巡っては、昨年５月の政権発足から年が変わったタイミングで断行されるとの見方が一部でささやかれ、交代する閣僚の候補が挙げられるなど政府内で動揺が広がる兆しがあった。尹大統領は今回の発言で年初の内閣改造は行わないとの明確な意思を示したものとみられる。

yugiri@yna.co.kr