北が再び領土侵犯すれば「軍事合意の効力停止検討」=尹大統領
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2023.01.04 11:54
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は4日、昨年末に北朝鮮の無人機が韓国に侵入したことについて、北朝鮮が再び韓国の領土を侵犯する場合、南北軍事合意の効力停止を検討するよう指示した。非公開で開かれた会議で国家安保室や国防部などから無人機の対応戦力に関する報告を受けて指示した。
韓国大統領室の金恩慧(キム・ウンヘ)広報首席秘書官が記者会見で明らかにした。尹大統領は李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官に対し、監視・偵察や電子戦など多目的任務を遂行するドローン部隊を創設し、探知が困難な小型ドローンを年内に大量生産できるシステムを構築するよう指示。年内にステルス無人機を生産できるよう開発を加速させることも指示した。
金氏は「北の挑発に対し、比例的な水準を超える圧倒的な対応能力を軍に注文したもの」として、「確固たる安保対応態勢を強調した」と説明した。そのうえで、「国民の生命と安全を守る国軍統帥権者としてその役割と責任を果たすためのもの」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr