Go to Contents Go to Navigation

北朝鮮無人機は大統領室付近上空まで侵入 韓国軍が否定から一転

記事一覧 2023.01.05 10:04

【ソウル聯合ニュース】韓国軍当局が先月ソウルに侵入した北朝鮮の無人機について、大統領室がある竜山区の上空への侵入を確認したことが5日、分かった。軍は無人機が竜山上空に侵入したとの指摘を強く否定し、遺憾を表明していた。

韓国国会国防委員会が先月28日に開いた全体会議で、韓国領空を侵犯した北朝鮮無人機に関する資料が公開された。赤い矢印が無人機の航跡(同委員会提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

韓国国会国防委員会が先月28日に開いた全体会議で、韓国領空を侵犯した北朝鮮無人機に関する資料が公開された。赤い矢印が無人機の航跡(同委員会提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 軍によると、李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官、金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長など軍首脳部は前日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対し先月26日に北朝鮮無人機1機が飛行禁止区域に侵入したと報告した。飛行禁止区域は大統領室と国防部の庁舎を中心とする半径3.7キロの区域で、竜山区だけでなく中区、瑞草区、銅雀区の一部上空も含む。

 合同参謀本部は、無人機がソウルに侵入した当時の状況を秒単位で改めて分析した結果、飛行禁止区域への侵入を確認した。軍関係者はただ、無人機の侵入地点は大統領室からやや距離があると分析されたと説明している。

 北朝鮮無人機を巡っては大統領室周辺まで侵入した可能性が高いとの指摘が出ていたが、軍は無人機がソウル北部地域を飛行したと一貫して主張していた。

 合同参謀本部は無人機の飛行禁止区域侵入も否定していた。同本部のイ・ソンジュン広報室長は先月29日の定例記者会見で、北朝鮮無人機が飛行禁止区域を侵犯した可能性が高いとする革新系最大野党「共に民主党」の主張を否定し、「根拠のない発言に強い遺憾を表明する」と反論した。

hjc@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。