北朝鮮の無人機探知 米「情報能力整えている」=韓国と緊密協力
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2023.01.06 08:30
【ワシントン聯合ニュース】米国防総省のライダー報道官は5日(現地時間)の記者会見で、北朝鮮の無人機が軍事境界線を越えて韓国に侵入した問題について、「北朝鮮の脅威はもちろん、域内の安定と安全保障のため、韓国や日本、域内のパートナーと緊密に協力することを明確にしてきた」として、「韓国政府と引き続き緊密に調整していく」と述べた。
当時、米国が北朝鮮の無人機を探知していたかどうかに関しては、「具体的な情報は公表できない」としながらも、「域内全体に対する情報能力を整えている」と述べた。
先月26日、北朝鮮の無人機5機が韓国に侵入。このうち1機はソウルの大統領室付近の半径3.7キロに設定された飛行禁止区域の北端を飛行した。韓国軍は戦闘機などを出動させたが、撃墜には至らなかった。
一方、ライダー氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が核弾頭の保有量を大幅に増やす方針を表明したことについて、「憂慮している」とし、「そのような言及と行動は情勢を不安定にする」と指摘。「インド太平洋地域の安全と安保、安定を保証するため、(韓国などと)引き続き緊密に協力する」と述べた。
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