行政安全相が辞任を重ねて否定 雑踏事故巡り=韓国
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2023.01.06 11:45
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの梨泰院で159人が亡くなった雑踏事故を巡り、事故の真相解明などに取り組む国会の国政調査特別委員会は6日、国会で2回目の聴聞会を開いた。警察を管理・監督する李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は、事故の責任を取って辞任する意向はあるかとの野党議員の問いかけに「与えられたポジションで最善を尽くす」と答え、改めて辞任を否定した。
国会で過半数を占める野党は先月、事故の責任を問うとして李氏の解任建議案を可決したが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は応じなかった。李氏は、続投は本人の考えなのか尹大統領の考えなのかと問われると「誰の考えというより、私の覚悟と意志を伝えたものだ」と答えた。
また、遺族への謝罪を求められると立ち上がって頭を下げ、「遺族の方々に政府を代表し、また個人として心からおわび申し上げる。遺族と意思疎通を図り、苦しみを少しでも和らげられるよう最善を尽くす」と述べた。
tnak51@yna.co.kr
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