北の無人機対応巡り「軍の監察不可避」 韓国大統領室
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2023.01.06 20:32
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の無人機が南北軍事境界線を越えて韓国に侵入したことに対する世論の批判が高まっていることに絡み、大統領室では軍の内部監察が不可避との見解が支配的であることが分かった。
大統領室高官は6日、聯合ニュースの取材に対し、軍が同問題を巡り内部調査と監察を進めるとした上で、「どのように責任を問うべきかは、軍内部で判断するのではないか」と述べた。
軍当局は現時点では内部監察を行っていないことを明らかにしているが、大統領室は監察を含め軍当局の後続措置が必要と認識しているようだ。
先月26日に韓国に侵入した北朝鮮の無人機に対する軍の対応を巡っては、撃墜に失敗したことに加え、同無人機がソウルの大統領室庁舎周辺の飛行禁止区域を通過した可能性を否定していたにも関わらず、今月3日にこれを確認して同5日に発表するなどしたことで、規律の緩みや訓練不足を指摘する声が上がっている。
ただ、国防部や軍の首脳の更迭を含めた問責については慎重な姿勢を示している。大統領室の高官はこの日午後の記者会見で、最終的な調査結果が出れば尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が総合的に判断するとの見方を示した。
yugiri@yna.co.kr