韓中外相が電話会談 朝鮮半島問題など意見交換
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2023.01.10 00:40
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は9日、中国の秦剛外相と電話会談し、両国関係や朝鮮半島問題など相互の関心事について意見交換した。
朴氏と昨年末に外相に就任した秦氏の電話会談は初めて。両氏は、昨年に国交正常化30周年を迎えた両国が相互尊重、互恵、共同利益に基づき健全で成熟した関係をさらに発展させていくことを改めて確認した。
また、昨年11月の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて開かれた韓中首脳会談の後続措置を円滑に履行するための緊密な協力も申し合わせた。
具体的には、両国首脳の交流のモメンタムが続くようにしながら外相の相互訪問など意思疎通を強化し、外交・国防当局による外交安保対話(2プラス2)、次官級の戦略対話や人文交流促進委員会などの開催も推進することで一致した。
韓中供給網対話や韓中自由貿易協定(FTA)の第2段階交渉、大気汚染・気候変動など経済・社会分野で協力の成果をあげるための努力も傾けることで合意した。
朴氏は朝鮮半島問題に関連し、北朝鮮の挑発中止と非核化対話への復帰は韓中の共通の利益だと強調したうえで、中国側に対し朝鮮半島の平和と安定に向けた建設的な役割を果たすよう要請した。
このほか、今月2日から中国からの入国者全員に到着後の新型コロナウイルス検査(PCR検査)を義務付けるなど防疫対策を強化したことについて、科学的根拠に基づく措置であることを説明した。
hjc@yna.co.kr