尹大統領「革新を後押し」　科学技術・情報通信分野の新年会出席

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１０日、科学技術・情報放送通信分野の産学関係者が集まる新年あいさつ会に出席し、「国家戦略技術を通じ、未来産業でのリードと人工知能（ＡＩ）中心のデジタル技術の日常化、デジタルデバイド（情報格差）解消に向けた国際社会との連帯へ、挑戦と革新をしっかり後押ししていく」と表明した。大統領室が伝えた。

　尹大統領はいずれも韓国初の国産ロケット「ヌリ」と月探査衛星「タヌリ」が昨年打ち上げに成功したことを高く評価し、関係者の労をねぎらった。さらに「グローバル科学技術強国」と「デジタル模範国」への飛躍を目指し、まい進してほしいと鼓舞した。

　この新年あいさつ会は韓国科学技術団体総連合会と韓国情報放送通信大連合が２０１４年から共催している。大統領の出席は１６年の朴槿恵（パク・クネ）氏以来、７年ぶり。今年は約５００人が参加した。　

　大統領室によると、尹大統領は昨年５月に就任して以降、デジタル改革を掲げ、科学技術や情報、ＡＩ分野の関係者との懇談や行事にも出席して積極的に意思疎通を図っている。

mgk1202@yna.co.kr