Go to Contents Go to Navigation

韓国中銀が0.25%利上げ 年3.5%に=物価上昇率なお5%台

記事一覧 2023.01.13 10:57

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は13日に定例の金融通貨委員会を開き、政策金利を年3.25%から3.50%に引き上げた。5%台で高止まりする消費者物価上昇を抑制するため、史上最長の7会合連続利上げに踏み切った。

金融通貨委員会を主宰する韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(資料写真、写真共同取材団)=(聯合ニュース)

金融通貨委員会を主宰する韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(資料写真、写真共同取材団)=(聯合ニュース)

 韓国銀行は2021年8月に0.50%だった政策金利の引き上げを開始。22年は4月、5月、7月、8月、10月、11月と会合のたびに利上げを実施した。

 今年の初会合でも再び利上げを決めたのは、物価上昇に歯止めをかけるためだ。

 昨年12月の消費者物価指数は前年同月比5.0%上昇した。上昇率は同年7月(6.3%)をピークに鈍化傾向ながら、8カ月連続で5%台を記録した。今後1年の予想物価上昇率を示す期待インフレ率も、昨年12月の時点で3.8%と高水準となっている。

 米国との金利差も今回の利上げの要因に挙げられる。

 米連邦準備理事会(FRB)は先月0.50%利上げし、韓国との金利差は最大1.25%(米国4.25~4.50%、韓国3.25%)に拡大した。これは2000年10月(1.50%)以来の大きな開き。ドルのような基軸通貨でない韓国ウォンとしては、米国の金利を大きく下回る場合、海外投資家の資金引き揚げとウォン安進行が懸念される。

 この日の韓国銀行の利上げ決定で、米国との金利差はひとまず1.00%に縮んだ。

mgk1202@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。