韓国とＵＡＥが首脳会談　最高レベルへの関係引き上げで一致

【アブダビ聯合ニュース】アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）を国賓訪問している韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１５日（現地時間）、ＵＡＥの首都アブダビでムハンマド大統領と首脳会談を行い、現在「特別戦略パートナー関係」である両国関係を最高レベルに引き上げることで合意した。

　尹大統領は「原子力、エネルギー、投資、防衛産業の４大協力分野はもちろん、新産業、保健・医療、文化・人的交流のような未来協力分野でも戦略的な協力を一層強化したことで、両国間の特別戦略パートナー関係を最高レベルに発展させていく重要な出発点になることを期待する」と強調した。

　ムハンマド大統領は「大統領就任後、初めての国賓としてＵＡＥを訪問してくれたことを非常にうれしく思う。韓国との戦略パートナー関係をさらに発展させていくことを望む」と応えた。

　尹大統領は首脳会談の前に２０分余りの公式歓迎式で儀仗隊による栄誉礼を受けた。

　韓国大統領室の金恩慧（キム・ウンヘ）広報首席秘書官は「きょうの会談を機に、現在の特別戦略パートナー関係をさらに引き上げることになった」と説明した。

　尹大統領はＵＡＥ滞在中に、バラカ原発を訪問する。同原発は２００９年に韓国が受注し、韓国の原発輸出第１号となった。ほかに両国の企業家が出席するビジネスフォーラムに出席し、経済協力ビジョンを発表する。

　韓国首脳のＵＡＥ国賓訪問は１９８０年の両国の国交樹立以来で初めて。尹大統領にとって今年初の海外訪問で、就任後の中東訪問は初めて。

csi@yna.co.kr