今週末からの旧正月連休 2648万人が移動の見込み=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国国土交通部は17日、人の移動が大きく増える旧正月(今年は1月22日)連休前日の20日から24日までの5日間を「旧正月連休特別交通対策期間」と定め、関係官庁と合同で特別交通対策を実施すると発表した。
◇5日間で2648万人が移動の見込み 1日平均530万人
韓国交通研究院によると、この5日間に全国で計2648万人、1日平均で530万人が移動する見込みだ。このうち91.7%が乗用車、3.8%がバス、3.0%が鉄道、1.1%が航空機を利用すると予測される。
昨年の旧正月に比べて連休期間が1日短いが、新型コロナウイルス感染対策の行動制限がなくなり日常生活の回復が進んだことで、移動人数は2.1%増加する。1日平均では22.7%増える見通しだ。
帰省は旧正月前日の21日午前、Uターンは旧正月翌日の23日午後に集中すると予想される。帰省・Uターン客と旅行客が同時に移動する旧正月当日とその翌日に交通混雑が激しくなりそうだ。
特別交通対策期間に高速道路を利用する車は1日平均約519万台で、前年比23.9%増える見込み。ソウルから高速道路を使って乗用車で帰省する場合、各地までの最大所要時間は大田が5時間、釜山が8時間40分、光州が7時間40分、木浦が8時間30分、江陵が5時間20分となっている。
各地からソウルへのUターンの最大所要時間は大田が4時間15分、釜山が8時間15分、光州が6時間35分、木浦が6時間55分、江陵が4時間30分と予想される。
◇高速道路が無料に 地下鉄など運行時間延長
昨年9月の秋夕(中秋節)連休の時と同様、今年の旧正月も21日から24日まで高速道路の通行料金を免除する。
また、公共交通機関での移動の利便性を高めるため、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)では旧正月当日と翌日に市内バス(ソウル市)と地下鉄の運行時間を延長する。釜山市や光州市、蔚山市などの一部自治体も市内バスの運行時間延長を計画している。
国土交通部は高速道路のサービスエリア内の仮設トイレを拡充し、支援人員も増やして混雑を防ぐ。主なサービスエリア6カ所には新型コロナウイルスの臨時検査所を設置する。
多くの人で混み合う鉄道駅やバス・旅客船ターミナル、空港などは消毒と換気を随時行う。公共交通機関の利用時は必ずマスクを着用し、なるべく飲食を控えることが求められる。
◇公共交通機関の輸送力増強 バス・鉄道・航空など増便
国土交通部は特別交通対策期間中、バスや鉄道、航空機、沿岸旅客船を増便して公共交通機関の輸送力を引き上げる。
高速バスは運行回数を普段に比べ1日平均612回増やし、計14万席を追加で供給する。市外バスは必要に応じて予備車両591台を投入する。
鉄道は運行回数を計130回増やして計11万8000席を、航空便は国内線を計101便増便して計1万5000席をそれぞれ追加供給する。沿岸旅客船も運行を330回増やす。
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