韓国統一相 ユニセフ・WFPトップと対北朝鮮人道支援など議論
北朝鮮
2023.01.18 11:34
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は18日、権寧世(クォン・ヨンセ)同部長官がスイス・ダボスで17日(現地時間)に国連児童基金(ユニセフ)、世界食糧計画(WFP)のトップと相次いで会談し、北朝鮮への人道支援などを巡り意見を交わしたと発表した。
ユニセフのラッセル事務局長は会談で、新型コロナウイルス感染症など北朝鮮の人道状況を権氏に尋ねながら、「北朝鮮の国境統制などで多くの制約があるが、ワクチンなど乳幼児のための医療品の支援事業に継続して取り組んでいる」と述べた。
WFPのビーズリー事務局長は権氏との会談で、北朝鮮の慢性的な食糧不足を解消するための食糧支援事業が準備されているものの、北朝鮮の国境統制などにより進んでいないと伝え、「統一部と緊密に協力し、早いうちに北朝鮮への人道的協力事業を本格化させたい」と語った。
統一部は、両氏との会談を通じ「南北間の人道協力に関する尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の一貫した原則に対する国際機関の支持を確認した」と意義を説明した。また、「北の乳幼児に対するワクチンなどの医療支援と栄養支援が急務であり、重要だという意見で一致した」と伝えた。
そのうえで「国際機関との緊密な協力により、北への人道的協力事業が円滑に進められ、北の住民の暮らしが実質的に改善するよう積極的に努めていく」と強調した。
権氏は尹錫悦大統領に同行してスイスを訪問中。18、19日(現地時間)にダボスで世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に出席する。統一部長官のダボス会議出席は18年ぶり。
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