中国からの入国者 先週のコロナ陽性率5.8%に大幅低下=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は18日、先週(8~14日)中国から韓国に入国した人は9576人で、このうち8370人が新型コロナウイルスのPCR検査を受け、484人が陽性だったと発表した。陽性率は5.8%で、前週(2~7日)の18.1%から大幅に下がった。
中国から韓国到着後に空港で検査を受けた短期滞在の外国人は1980人で、このうち203人が陽性だった。居住地を管轄する保健所で検査を受けた長期滞在の外国人は1891人、韓国人は4499人で、それぞれ109人、172人が陽性と判明した。いずれのケースでも、前週に比べ陽性率は10ポイント以上下がった。
林淑英(イム・スギョン)中央防疫対策本部状況総括団長は記者会見で「防疫強化措置が機能し、中国から韓国への(ウイルスの)流入をある程度制限する効果が表れている」と述べた。
ただ、中国国内での流行状況を判断するにはデータが大きく不足しているとし、今週末からの春節(旧正月)に伴う大規模な人の移動により大都市から中小都市、農村・漁村へ感染が広がる恐れも指摘されていると説明。春節後まで中国の流行状況を引き続きモニタリングする必要があるとした。
中国での感染急拡大を受け、韓国政府は今月2日から、中国からの渡航者を対象に水際対策を強化している。到着後の新型コロナPCR検査を義務付け、中国内の韓国公館を通じた短期ビザ(査証)発給と中国発の航空便の増便を制限した。5日からは、中国を出発する韓国行き航空機の搭乗前にPCR検査または医療用迅速抗原検査での陰性証明書の提出を求めている。
政府は、短期ビザの発給制限措置は1カ月間、入国前後の検査義務化措置は2カ月間、それぞれ実施することにしており、必要に応じて期間の延長も可能だと説明している。
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