徴用被害者への人権賞授与に待った 外相に回答求める=韓国団体
記事一覧
2023.01.25 14:17
【ソウル聯合ニュース】韓国の市民団体「日帝強制動員市民の集まり」は25日、外交部が徴用被害者の梁錦徳(ヤン・クムドク)さんへの「人権賞」(国民勲章)授与に待ったをかけたことについて、「昨年12月29日、(授与に)待ったをかけた理由や今後の推薦の意向などに関し(外交部の)朴振(パク・ジン)長官に答弁を要求する質疑請願をしたが、1カ月が過ぎた現在まで何の回答もない」として、質疑に応じるよう求める声明を出した。
韓国の国家人権委員会は昨年12月9日に開催された「人権の日」の記念式で徴用被害者の権利回復運動に寄与したとして、梁さんに人権賞を贈る予定だった。だが外交部が「関係省庁による事前協議が必要」と待ったをかけ、授与は見送られた。
声明は「請願の処理に関する法律によると、質疑請願は7日以内に処理しなければならず、やむを得ない理由で処理期間を延長する場合、理由と処理の完了予定日を請願者に文書で通知しなければならないが、外交部は処理期間を延長するということも明らかにせず、理由も通知せず黙殺している」と強調。「人権賞も日本の顔色をうかがって奪ったのに正式な質疑請願まで黙殺するのか」とし、「被害者を尊重するなら、質疑請願を黙殺する横暴を止めるべきだ」と訴えた。
kimchiboxs@yna.co.kr