北朝鮮が防疫強調 来月の軍事パレード控え
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2023.01.26 11:51
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が朝鮮人民軍の正規軍創設を祝う建軍節の2月8日に開催すると予想される閲兵式(軍事パレード)を控え、改めて防疫を強調している。
朝鮮労働党機関紙、労働新聞は26日、「非常防疫事業を国家事業の最優先順位に置き万全を期すべきだ。伝染性疾病の発生と拡大を効果的に遮断し、制圧するための努力が増大されている」と報じた。
北朝鮮は昨年5月に新型コロナウイルス感染の発生を正式に認めた。同4月に首都平壌で開催された朝鮮人民革命軍(抗日遊撃隊)創建90年記念の閲兵式後、全国に新型コロナ感染が拡大したことを念頭に置き、防疫を強調しているとの見方も出ている。
平壌で新型コロナ感染者が発生したとの主張もある。米政府系のラジオ自由アジア(RFA)は同日、消息筋の話として、平壌で感染者が発生し31日までロックダウン(都市封鎖)が実施されると報じた。
北朝鮮専門サイト「NKニュース」は25日、北朝鮮当局の布告文を入手したとし、呼吸器疾患の症例の増加を受け前日から平壌住民に対し5日間のロックダウンが命じられたと伝えた。
hjc@yna.co.kr
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