北朝鮮の無人機 カメラ装着の可能性=韓国軍が監査結果報告
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2023.01.26 11:55
【ソウル聯合ニュース】先月26日に北朝鮮の無人機が韓国に侵入したことに関連し、韓国軍合同参謀本部は無人機がカメラを搭載していた可能性はあるが、大統領室があるソウル・竜山付近は撮影できなかったと判断した。無人機対応に関する監査の中間結果を26日、国会国防委員会に報告した。
報告によると、軍は北朝鮮の無人機が過去と同様、商用カメラを搭載していた可能性が高いと判断した。事前入力した経路で飛行し、映像を撮影したとみられ、撮影は垂直撮影だった可能性が高いとした。
また、「飛行高度や過去の無人機に装着された商用カメラの性能などを考慮すると、竜山地域の撮影は制限されたと判断される」と明らかにした。過去に韓国で見つかった北朝鮮の無人機にはキヤノンのEOS 550D(2014年3月・坡州)、ニコンのD800(14年3月・白ニョン島)、ソニーのA7R(17年6月・麟蹄)などのカメラが搭載されていた。
北朝鮮が韓国に無人機を侵入させた意図については、「軍の対応能力を試す一方、社会の混乱を生じさせ、軍の射撃による民間被害や友軍機の被害を発生させる狙いもあった」との見方を示した。
また、今回の無人機は過去に見つかった無人機と大きさや形状が似ているとした。ただ、一部の性能は改善されたと推定した。
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