現代自動車の22年営業益が過去最高 前年比47%増
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2023.01.26 15:26
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車が26日発表した2022年通期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は9兆8198億ウォン(約1兆320億円)で前年比47.0%増加した。初めて9兆ウォンを超え、10年に新たな国際会計基準(IFRS)を導入して以降で最高を記録した。
売上高は前年比21.2%増の142兆5275億ウォン、純利益は40.2%増の7兆9836億ウォンだった。販売台数は394万2925台。
22年10~12月期の営業利益は前年同期比119.6%増の3兆3592億ウォンで、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(3兆1084億ウォン)を8.1%上回った。売上高は24.2%増の38兆5236億ウォン。
10~12月期の販売台数は103万8874台と8.1%増加した。車載用の半導体不足とその他部品の調達難が和らいだことで生産が回復し、販売も伸びた。営業利益はこうした販売台数の増加、付加価値の高い車種を中心にしたプロダクトミックス改善、為替などが追い風になった。
現代の関係者は、生産が増えているものの主要市場では依然として在庫薄で、需要は堅調と予想した。一方で地政学的なリスクや利上げなど経営環境の不確実性の高まりにより、需要が減少する懸念もあるとした。
mgk1202@yna.co.kr