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新大久保駅事故22年 李秀賢さん母が3年ぶり追悼式出席=韓日友好願い

記事一覧 2023.01.26 21:05

【東京聯合ニュース】韓国人留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26)が東京のJR新大久保駅ホームから転落した人を救おうとして亡くなってから22年になる26日、同駅構内で追悼式が行われた。

構内にある顕彰碑に黙とうをささげる尹大使ら=26日、東京(聯合ニュース)

構内にある顕彰碑に黙とうをささげる尹大使ら=26日、東京(聯合ニュース)

 韓国の尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大使をはじめ、李さんの名を冠した奨学会や新宿韓国商人連合会の関係者らが顕彰碑に献花し、事故があったホームで黙とうを捧げた。

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの出席となった李さんの母、辛潤賛(シン・ユンチャン)さんは「今もここに来ると秀賢が生きているように感じます。韓国と日本が打ち解けた親しい隣人になることを願っています」と語った。また、「奨学会をはじめ多くの日本の方が、悲しまないようにと勇気をくれました」とし、「力も知識もありませんが息子が残した宿題のように考え、力が及ぶ限り何かをしたいです」と力を込めた。

 韓国と日本の懸け橋になることを夢見た李さんの遺志を継ぎ、日本の各界から寄せられた寄付金などを基に設立した「LSHアジア奨学会」は日本で学ぶ1000人を超えるアジアの留学生を支援してきた。

 追悼式に続いて駅近くで追悼文化祭も開かれ、尹大使は「李さんが示した勇気と犠牲は韓日両国の平和と友好の種になった」とし、「両国の友好のため新しい芽が育ち、豊かな実を結ぶよう努力しなければならない」とメッセージを送った。

追悼式に出席した辛潤賛さん=26日、東京(聯合ニュース)

追悼式に出席した辛潤賛さん=26日、東京(聯合ニュース)

ikasumi@yna.co.kr

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