韓国政府「中国と意思疎通図っている」 ビザ発給制限の延長巡り
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2023.01.27 14:20
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は27日、今月末までの予定だった中国人への短期ビザ(査証)発給制限措置を2月28日まで延長すると発表した。外交部の当局者は、発給制限の延長により中国のさらなる報復措置が懸念されるとの記者団の指摘に、「科学的な基準にのっとって防疫対策を講じている」と述べ、「これに関しては中国とも意思疎通を図っている」と伝えた。
発給制限の延長について中国側に事前に説明したかどうかについては、「意思疎通は続けられてきた」と答えるにとどめた。
中国での新型コロナウイルス感染急拡大を受け、韓国政府は今月2日から中国内の韓国公館で、外交・公用、会社経営で欠かせない業務、人道的な理由などの目的を除き、短期ビザを発給していない。中国は対抗措置として韓国人への短期ビザ発給を停止した。
中央災難安全対策本部は、韓国内の防疫状況は良くなってはいるものの、中国で春節(旧正月)以降さらに流行するなどした場合、海外からの流入により韓国で再び感染が拡大する可能性を完全に排除することができないと措置延長の背景を説明した。ただ、状況が好転すれば2月28日以前に発給を再開できるようにする予定だと伝えた。
tnak51@yna.co.kr
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