韓国政府が国家安全システム総合対策策定 尹大統領に報告
記事一覧
2023.01.27 15:44
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は27日、青瓦台(旧大統領府)の迎賓館で統一部、行政安全部、国家報勲処、人事革新処から業務報告を受けた。
尹大統領は冒頭発言で「(各官庁が)共通する部分は少なく、悩みも少しずつ異なる」としたうえで、「国民が困難なときに国が国民を助け、国が困難なときに国民が国のために献身するという使命感を持つことができる国家システムを構築するという面では互いに類似している」と述べた。
一方、大統領室によると、業務報告に出席した行政安全部の李祥敏(イ・サンミン)長官は政策課題とは別に国家安全管理体系の全面改編を盛り込んだ「国家安全システム総合対策」について報告した。
同対策は昨年10月にソウル・梨泰院で発生した雑踏事故を受けて講じられた。新たな危険の予測と常時準備体制の強化など、五つの推進戦略で構成されている。
李氏は雑踏事故防止のためにイベント・行事の安全管理における制度上の死角を補い、ICT(情報通信技術)基盤の自動化された群衆管理体系を導入するほか、モニタリング、状況の報告・伝達、人命救助・救急体系も改善すると報告した。
hjc@yna.co.kr