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新教科書の執筆基準に「慰安婦問題など明記」 韓国政府

記事一覧 2023.01.27 17:40

【ソウル聯合ニュース】韓国教育部は27日、韓国教育課程評価院と韓国科学創意財団が2022年の教育課程改正に伴う教科書検定の審査基準を公開したと発表した。

旧日本軍の慰安婦問題の解決を求めてソウルの日本大使館前で開かれている定例の「水曜集会」=(聯合ニュース)

旧日本軍の慰安婦問題の解決を求めてソウルの日本大使館前で開かれている定例の「水曜集会」=(聯合ニュース)

 教育課程とは生徒が小中高校で学ぶべき内容を決めるガイドラインで、改正されれば各出版社は新しい教科書の開発に着手することになる。教育部は教科書の編集に当たり注意すべき点や審査基準などを盛り込んだ「編さん準拠」(執筆基準)を発表し、教科書開発の方向性を提示する。

 教育部は、歴史科目の教科書では済州四・三事件(米軍政の支配下にあった1948年4月3日、朝鮮半島の南側だけでの総選挙実施は南北分断を固定化するとして反対した済州島の島民らが武装蜂起し、軍や警察が鎮圧を名目に多くの島民を虐殺した事件)、5・18民主化運動(光州事件)、旧日本軍の慰安婦問題に関する内容を扱うよう基準(学習要素)を定めたと説明した。

 出版社が教科書を編集すると、評価院と財団が検定を実施。最終的に合格した中から各学校が採択した教科書が教育現場で活用される。

 小学3~4年生と中学1年生、高校の共通・選択科目では25学年度から新しい教科書を使用する。小学5~6年生と中学2年生は26学年度から、中学3年生は27年度から新しい教科書に切り替えられる。 

ynhrm@yna.co.kr

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