「終末の日の飛行機」で米国防長官が来韓 拡大抑止強化を集中議論へ
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2023.01.30 19:40
【烏山、ソウル聯合ニュース】オースティン米国防長官が30日午後、米空軍の空中指揮機E4B(通称ナイトウオッチ)で韓国・ソウル近郊の京畿道平沢市にある烏山空軍基地に到着した。ラカメラ在韓米軍司令官らが出迎えた。
E4Bは核戦争などの際に空中から全軍の指揮を執れることから「終末の日の飛行機」とも呼ばれる。
オースティン氏は31日に国防部の李鐘燮(イ・ジョンソプ)長官と会談し、米国の拡大抑止の実行力強化など、両国の安全保障を巡るさまざまな懸案を協議する予定だ。
韓米国防相会談は昨年11月に米国で開かれた定例安保協議(SCM)以来、約3カ月ぶり
今回の会談では来月米国で開催される韓米抑止戦略委員会(DSC)の図上演習(TTX)など、SCMで合意した拡大抑止の実行力強化の履行に関して集中的に議論するとみられる。
韓米日によるミサイル情報の即時共有を含む3カ国の安保協力強化も主な議題になる見通しだ。
オースティン氏は今月米国で開かれた米日首脳会談の結果を説明し、韓米日安保協力の強化を要請するものとみられる。
会談後に予定されている共同記者会見では韓国に対する米国のゆるぎない「防衛コミットメント」を再確認するとともに、挑発を続ける北朝鮮に強力な警告メッセージを送ると予想される。
前日に北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が来韓したことから、ウクライナへの支援も議題になるとの見方も出ている。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領とオースティン氏の面会も予定されている。
yugiri@yna.co.kr
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