尹大統領 米国防長官と会談=韓米日の安保協力強化の必要性で一致
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2023.01.31 20:23
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は31日、ソウル・竜山の大統領室庁舎でオースティン米国防長官と会談し、朝鮮半島の安全保障状況や米国の拡大抑止の実行力強化、韓米日の安保協力など主な懸案について意見交換した。大統領室の金恩慧(キム・ウンヘ)広報首席秘書官が明らかにした。
尹大統領は「北の核の脅威が日増しに高まっているだけに、これに対する韓国国民の懸念を払拭(ふっしょく)できる実効的で強力な韓米の拡大抑止体系が導き出されるよう韓米間の協議を進めてほしい」と要請した。また、変化する朝鮮半島の安保状況に備えるため、韓米合同訓練を実戦的な内容で実施することの重要性を強調したという。
オースティン氏は「韓米同盟は自由·民主主義の価値を共有した血盟であり、北東アジア安保の核心軸で、いつにも増して強力だ」とし「米国は連合防衛のためにあらゆる努力を尽くす」と応じた。そのうえで、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する韓米間の拡大抑止の実行力をさらに強化し、韓国人の信頼を得られるよう努力すると表明した。
尹大統領とオースティン氏は北朝鮮の核·ミサイル脅威を抑止し、これに備えるために、韓米日の安保協力を強化する必要性でも一致したという。そのために昨年11月に韓米日の首脳がカンボジア・プノンペンで採択した共同声明に盛り込まれた「ミサイル警報情報のリアルタイムでの共有」をはじめ、韓米日3カ国がさらに協力する課題を探っていくことを確認した。
オースティン氏は同日夕、ソウル近郊の京畿道平沢市にある烏山空軍基地から米空軍の空中指揮機E4B(通称ナイトウオッチ)で次の目的地のフィリピンに出発した。
yugiri@yna.co.kr