サムスン電子 役員も「さん」付けに=水平的組織文化目指す
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2023.02.01 14:46
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は1日、これまで社員間のみに適用していた呼称を「二ム(さん)」付けに統一する「水平呼称」の範囲を役員にも拡大する方針を発表し、具体的なガイドラインを提示した。
今後は「社長」「常務」などの呼称を廃止し、経営陣が出席するタウンホールミーティングや懇談会、役員会議でも水平呼称を用いることになる。
このため、サムスン電子は各自が決めたイニシャルやニックネームを社内で公開するようにした。
これに先立ち、韓宗熙(ハン・ジョンヒ)副会長は昨年4月の社内イベントで「組織文化は水平的文化が基本根幹であり、水平的文化の根幹には相互尊重がある」として「副会長、代表と呼ばずに『JH(ジョンヒの英文イニシャル)』と呼んでほしい」と呼び掛けた。
サムスン電子は2016年、社員に対して水平呼称を用いることを柱とする人事制度改革案を発表した。これ以降、社員同士は「ニム」付けで呼び、部署内では業務の性格に応じて「ニム」「プロ」や英語名などの呼び方を使用していた。
ただ、チーム長やグループ長、パート長、役員は職名で呼んでいたが、今回の方針により役員に対しても職責や職級の呼称が禁止される。
ynhrm@yna.co.kr
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