韓米外相 拡大抑止の強化確認=韓米日連携で北の違法資金遮断
【ワシントン聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官と米国のブリンケン国務長官は3日(現地時間)、米ワシントンで会談し、朝鮮半島の非核化原則を確認するとともに、北朝鮮の核の脅威に対応して核を含むすべての兵器を活用して拡大抑止を強化することで一致した。
朴氏は会談後に行った共同記者会談で、「今年は韓米同盟70周年を迎える歴史的な年」として、「同盟を政治、軍事、経済を超え、技術や文化にも拡大していきたい」と表明。北朝鮮の核とミサイル脅威について、「非核化のない平和は偽物だ。韓国と米国は朝鮮半島の真の平和を実現するため、隙のない連携を継続していく」と強調した。また、「強固な連合防衛体制を維持する中、拡大抑止の実効性を向上させていく」として、「北のいかなる挑発も断固かつ一致した対応に直面するだろう」と警告した。そのうえで、「国連による(対北朝鮮)制裁を完全に履行する一方、北の違法な資金の流れを断つための努力を強化することで合意した」とし、「北の違法なサイバー活動への対応を優先しなればならない」と指摘した。
また「韓米日の連携で北の違法資金の流れを断たなければならない」とし、「これで北に対し、核開発を放棄し対話に復帰する以外の選択肢はないというメッセージを与える」とも述べた。
ブリンケン氏は「韓米同盟は域内の平和と繁栄のための核心軸」として、「韓国政府が昨年12月に発表した新しい『インド太平洋戦略』は域内で台頭する挑戦へのわれわれの共同利益を反映する」と強調。「共同の脅威に対する防衛コミットメントを改めて確認した」とし、「核と通常兵器、ミサイル防衛を含め、あらゆる兵器を利用し韓国を防衛することを約束した」と説明した。
同氏は、台湾海峡の平和維持の重要性に関しても議論したと伝えた。韓米日の安保連携拡大については、「北の違法で軽率な威嚇を含む安保脅威に強力に対応する」と述べた。
両氏は科学技術協力の改定の議定書に署名した。半導体など中核技術や宇宙などの分野で技術交流を一層拡大していく方針だ。
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