マスク義務ほぼ解除から1週間 大多数の市民が外さず感染者減=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部によると、6日午前0時までの24時間に国内で新たに確認された感染者は5850人で、昨年6月27日(3419人)以来約7カ月半ぶりの低水準となった。屋内でのマスク着用義務が緩和された1月30日から1週間過ぎたにもかかわらず新規感染者数が減り続けているのは、緩和後もマスク着用を続ける人が多いためとみられており、今後も感染者数の減少が続く見通しだ。
1月30日から医療機関や公共交通機関などを除く屋内でのマスク着用義務が解除され、潜伏期間などを踏まえると約1週間後には感染者が一時的に増える可能性があると指摘されていたが、はっきりとした減少傾向が示された。
このような結果に関連し、鄭錡碩(チョン・ギソク)新型コロナウイルス特別対応団長(国家感染症危機対応諮問委員長)はこの日の定例記者会見で、明確な減少傾向を見極めた上でマスク着用義務を緩和したとし、マスク未着用によって感染者が増加しても、減少ペースがそれを上回る可能性もあると指摘した。
また着用義務が緩和されても、着用を続けている人が多いため、緩和の影響をすぐに確認するのは難しいとの考えを示した。
ほとんどの場所でマスク着用義務が解除されたものの、屋内だけでなく屋外でもマスク着用を続けている人は依然として多い。
ただ鄭氏はマスクを外す人が増えれば感染者が増加するのは避けられないとし、重症化リスクの高い人はオミクロン株に対応した改良ワクチンの接種が重要と強調した。
一方、中国からの入国者の感染率が低く維持されていることについては評価しつつも、中国の感染状況が反映されたものではないとし、「中国内の感染者数が大幅に減ったと聞いたが、感染者、重症者数、死亡者数のような(公式の)数字を見たい」と述べた。
yugiri@yna.co.kr