北で拘束中の韓国人宣教師の兄 バイデン氏に手紙「助けてほしい」
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2023.02.06 20:51
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で2013年10月に密入国容疑で逮捕された韓国人宣教師のキム・ジョンウク氏の兄、キム·ジョンサム氏は6日、バイデン米大統領に宛てた自筆の手紙を公開した。ジョンサム氏は手紙で弟の身を案じながら、「弟の釈放と送還を叶えてほしいと毎日祈祷して懇願している」と述べた。
キム・ジョンサム氏は今月7日に米国務省で北朝鮮問題を担当する高官と面談し、バイデン大統領への手紙の伝達を要請する予定だ。
キム・ジョンサム氏は手紙で、「北が(私の弟を)スパイだと言って捕らえているため、兄として胸が痛む」とし、弟が帰って来られるよう米国が助けてほしいと話した。また朝鮮戦争の休戦協定が締結されてから、今年7月27日で70周年になるとし、北朝鮮で抑留されている宣教師らが釈放され、自由を享受することができる歴史的な日が訪れることを祈るなどと訴えた。
キム・ジョンサム氏は今月2日、来韓中の北朝鮮人権問題を担当する国連のサルモン特別報告者と面談し、弟の解放のための国連の協力を要請した。
キム・ジョンウク氏は2013年10月初旬、北朝鮮で拘束され、翌年5月に無期懲役に相当する無期労働教化刑を受けた。
韓国統一部によると北朝鮮には2013年以降、キム・ジョンウク氏を含む計6人の韓国人が拘束されている。
yugiri@yna.co.kr