韓国行政安全相 弾劾訴追案可決で「憲法裁の審理に誠実に臨む」
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2023.02.08 18:28
【ソウル聯合ニュース】韓国の李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は8日、国会本会議で自身に対する弾劾訴追案が可決されたことに関連し、憲法裁判所の審理に誠実に臨むと表明した。
李氏はこの日出した発表文で、「弾劾訴追案が可決されたことで国民に心配をかけることになり、非常に残念に思う」と表明した。
最大野党「共に民主党」など野党3党は、昨年10月にソウルの梨泰院で159人が死亡した雑踏事故でのずさんな対応の責任を問い、李氏に対する弾劾訴追案を共同提出した。無記名投票による採決の結果、賛成179票、反対109票、無効5票で可決され、憲法裁判所に送られた。閣僚の弾劾訴追案可決は75年の憲政史上初めて。
李氏は弾劾訴追案を提出した野党を念頭に、「国民が国会に委任した権限はその趣旨に合うように行使されなければならない」とし、「初の事態がもたらす国民安全の空白状態が最小化されることを期待する」と述べた。
また「行政安全部は国民が任せてくださった業務を揺らぐことなく遂行する」とし、「憲法裁判所の審理に誠実に臨み、早期に行政安全部が正常化するよう最善を尽くす」と強調した。
事故後、共に民主党は国民の安全や災害への対応を担当する李氏の辞任を求めてきたが、李氏は拒否してきた。
yugiri@yna.co.kr