韓米日が外務次官協議 中国偵察気球への米政府対応を支持
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2023.02.14 09:20
【ワシントン聯合ニュース】韓米日3カ国は13日(現地時間)、米ワシントンでの外務次官協議で中国の偵察気球の米上空への侵入を批判し、気球を撃墜した米政府の対応を支持する立場を示した。協議後の共同会見で表明した。
協議には韓国から趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官、米国からシャーマン国務副長官、日本から森健良外務次官が出席した。
シャーマン氏は、米軍が4日に大西洋上で撃墜した中国の偵察気球について「(気球が)わが国の領土上空にあったため撃墜する権限があったと確信する。軍事地域と国民を保護するため撃墜した」と説明した。
米国の気球が10回以上にわたり中国領空を違法に飛行したとする中国の発表に対しては「米国の偵察気球が中国領空を飛行したことはない」と反論した。
趙氏は中国の偵察気球に関する質問に「われわれは他国の領土主権に対するいかなる侵害も容認できない。国際法に基づき必要な措置を取ることが可能であることを明確にしてきた。これがわれわれの明確な立場だ」と述べた。
また、「米国の同盟としてこの問題に対する米国の公式の表明を信頼する」と強調した。
森氏も、どの国も他国の主権を侵害できないとしたうえで、中国が米国の主権を侵害する容認できない行為をしたと指摘。米国が自国の主権を保護するために慎重かつ合法的な対応を取ったと述べた。
hjc@yna.co.kr