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福島汚染水の海洋放出 放射性物質濃度は10年で「10万分の1」上昇=韓国学会

記事一覧 2023.02.16 13:51

【済州聯合ニュース】日本政府が早ければ今春からと見込む東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出を巡り、韓国海洋科学技術院と韓国原子力研究院は16日、放出されれば韓国海域における放射性物質トリチウムの濃度は従来の約10万分の1高くなるとの研究結果を発表した。

韓国の研究者が福島汚染水の拡散シミュレーションの結果を公開した(コラージュ)=(聯合ニュースTV)

韓国の研究者が福島汚染水の拡散シミュレーションの結果を公開した(コラージュ)=(聯合ニュースTV)

 両院の研究者が済州島で開催された韓国防災学会の学術大会で発表したシミュレーション結果によると、日本が10年間にわたり年間最大22テラベクレル(テラは1兆)のトリチウムが含まれた処理済み汚染水を放出すると仮定した場合、福島沖に放出されたトリチウムは10年後に北太平洋全体に拡散し、韓国海域に流れ込むトリチウムの濃度は10年後には1立方メートル当たり約0.001ベクレル前後になる。

 これは現在の韓国海域の平均トリチウム濃度である1立方メートル当たり172ベクレルの10万分の1の水準だ。

 研究陣によると、現在の分析機器では検出できない程度の濃度だという。

ynhrm@yna.co.kr

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