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韓国・オランダ外相が初の戦略対話 供給網巡る協力強化確認

記事一覧 2023.02.17 11:39

【ハーグ、ソウル聯合ニュース】韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は16日(現地時間)、オランダ・ハーグで同国のフクストラ外相と初の戦略対話を行った。

戦略対話で記念撮影する韓国の朴振・外交部長官(左)とオランダのフクストラ外相(同部提供)=16日、ハーグ(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

戦略対話で記念撮影する韓国の朴振・外交部長官(左)とオランダのフクストラ外相(同部提供)=16日、ハーグ(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 両国は昨年の首脳会談で外相による戦略対話を開くことで合意していた。

 両氏はパンデミックやウクライナ戦争、技術競争などによる供給網(サプライチェーン)の混乱の中、世界の供給網の安定的な管理を通じた経済安全保障の強化が重要との認識で一致。半導体や原発分野での協力について議論し、両国間の貿易と投資の拡大を進めていくことで合意した。

 韓国の外交部当局者は聯合ニュースに対し、「オランダは半導体装置を生産する国で、われわれはそれで半導体を生産する国」として、「供給網分野での緊密な協力について踏み込んだ議論が行われた」と明らかにした。

 オランダは米国が主導する対中国半導体輸出規制に参加することで合意したとされ、韓国とオランダが安定的な供給網管理について議論したことは注目を集める。

 両氏は朝鮮半島やウクライナ情勢に関しても意見交換し、国際社会の一致した対応のため、意思疎通と協力を強化することを申し合わせた。フクストラ氏は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が掲げる「大胆な構想」に基づき、北朝鮮の完全な非核化を目指す韓国政府の努力を支持すると表明した。

 朴氏は韓国が昨年12月に発表した独自のインド太平洋戦略について説明し、自由で平和な、繁栄するインド太平洋に向け、オランダとの協力を望むと明らかにした。

 両氏はハーグで開催された人工知能(AI)の責任ある軍事利用をテーマにした高官級会議を両国が共催したことを評価するとともに、2回目の会議を韓国で開くことを歓迎した。外交部当局者は「人がAI兵器をコントロールできない未来を防ぐためのルール作りをオランダと韓国が主導するという意味がある」と述べた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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