韓国政府が対北独自制裁　４個人・５機関を追加＝ＩＣＢＭ発射受け

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は２０日、北朝鮮の核・ミサイル開発や対北朝鮮制裁の回避などに関与した個人４人と５機関を独自制裁の対象に追加すると発表した。

　尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権の発足後では今月１０日以来、４回目の対北朝鮮独自制裁となる。韓国政府は今月１０日、ハッキングや暗号資産（仮想通貨）奪取といったサイバー犯罪活動に関連して北朝鮮の個人４人と７機関を独自制裁の対象に指定すると発表していた。今回の追加制裁により、韓国が昨年１０月以降に指定した独自制裁の対象は個人３１人と３５機関となった。

　北朝鮮は１８日、大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「火星１５」を発射した。外交部によると、北朝鮮による挑発から２日後の独自制裁指定は過去最短だという。

　今回発表された個人と機関は、米国や日本、欧州連合（ＥＵ）などが既に独自制裁の対象に指定している。

　外交部は「米国、日本などの友好国と同一の個人や機関を独自制裁対象に指定し、国際社会の警戒心を高めることで制裁効果を強化し、友好国間の対北政策協力の強化にも寄与する」との立場を示した。

ynhrm@yna.co.kr