韓国人の暮らし満足度低く OECD36位=日本も下回る
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2023.02.20 15:25
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が20日公表した「国民の暮らしの質報告書」によると、韓国で2019~21年に暮らしに対する主観的な満足度は10点満点中5.9点で、経済協力開発機構(OECD)の加盟国38カ国の中ではトルコ(4.7点)とコロンビア(5.8点)に次いで低かった。OECD平均(6.7点)はもちろん、隣国の日本(6.0点)も下回った。
韓国は21年の満足度が6.3点と、前年(6.0点)から改善した。だが世帯の所得別にみると、月100万ウォン(約10万4000円)未満の世帯の満足度は5.5点にとどまり、100万ウォン以上200万ウォン未満の世帯も6.0点と全体の平均を下回った。統計庁は「低所得層で暮らしの満足度が比較的低い」と分析した。
21年に韓国の人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は26.0人で、前年より0.3人多かった。70代で41.8人、80歳以上が61.3人ととりわけ高い。
新型コロナウイルス下で自宅にいる時間が増えた中、児童虐待が増えたことも分かった。21年に満0~17歳の児童・青少年のうち児童虐待の被害を経験した割合は10万人中502.2人に上った。前年の401.6人から急増し、過去最高となった。
mgk1202@yna.co.kr