韓国最大野党代表 逮捕状請求を改めて非難=「司法狩り」
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2023.02.23 14:47
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル近郊の城南市長時代の都市開発事業を巡る背任容疑や大企業に地元のサッカークラブ、城南FCへの後援金を出させ、見返りに便宜を供与した疑いなどで逮捕状が請求された最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は23日に記者会見を開き、「大統領選で負け、検事をしていた人が大統領となり、新しい状況が起きた」として、「事件は変わっていないのに大統領と検事が変わり、(検察の)判断が変わった」と批判した。
李氏は「城南FC事件は嫌疑なしで送検しないことが決まったが、大統領選後に再捜査が行われ、急に重大事件に変わった」として、「(都市開発事業の)大庄洞事件も同じだ。2018年までに起きたことで、(当時の)朴槿恵(パク・クネ)政権も(私を)洗いざらい調べたのではないか」と主張。逮捕状の内容については、「誰かが『李在明のいない李在明の逮捕状』と話した。主語に李在明がない」とし、「判事を説得するための令状ではなく、国民への宣伝のためのものだと思った」と非難した。また、「検察に捕まった人を利用し供述を覆させ、黒を白に、白を黒にしている」と容疑を否認した。
その上で、「法治を口実にした、法治の仮面をかぶった『司法狩り』が日常になる暴力の時代」として、「政治が消え、支配だけが横行する野蛮な時代が再び到来した」と批判した。
ソウル中央地検は16日に李氏の逮捕状を請求した。現職の国会議員である李氏は国会会期中に国会の同意なしに逮捕・拘束されない不逮捕特権を持つ。24日の国会本会議で李氏の逮捕同意案が報告され、27日に採決が行われる見通しだ。
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