米原子力空母が来月末に朝鮮半島展開か 韓米が協議中
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2023.02.24 09:33
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の軍当局が、インド太平洋地域に配備されている米原子力空母を3月末に韓国南部・釜山の作戦基地に入港させる方向で協議を進めていることが24日、韓国政府筋の話で分かった。原子力空母「ニミッツ」が来月26日ごろに入港する可能性が高いとみられている。その場合、昨年10月以来、5カ月ぶりに米原子力空母が朝鮮半島に展開することになる。
米海軍第7艦隊が担当するインド太平洋地域には原子力空母「ロナルド・レーガン」を中心とする空母打撃群がある。これに昨年末、「ニミッツ」空母打撃群が合流し、南シナ海を中心に作戦に従事している。
ロナルド・レーガンは昨年9月と10月に朝鮮半島に展開し、韓国軍と合同訓練を実施した。
来月に米空母が韓国に入港する場合、韓米が同月中旬に予定する合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」に合わせて海上訓練を実施する可能性がある。
韓米は昨年の韓米定例安保協議(SCM)で、米戦略資産の朝鮮半島展開を「常時配備レベル」に高めることで合意しており、米空母の派遣もその一環とみられる。北朝鮮が米戦略資産の展開と韓米合同訓練に反発して大陸間弾道ミサイル(ICBM)や軍事偵察衛星発射といった挑発に踏み切る可能性も高く、韓米が断固として対応する姿勢を打ち出すものとみられる。
mgk1202@yna.co.kr