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韓国の高校に進学しK―POP本場で挑戦 国籍超えて「夢与えたい」=山本陽愛さん

韓日をつなぐ 2023.02.27 10:00

【ソウル聯合ニュース】日本の若者の間でK―POPの人気が止まらない。楽しむだけでなく、自らがK―POPの主役になろうと韓国芸能事務所のオーディションを受ける人も多い。K―POPアーティストという夢に向け、本場で挑戦する若者も出てきている。

山本陽愛さん=(聯合ニュース)

山本陽愛さん=(聯合ニュース)

 山本陽愛(ひな)さん(15)は父親の仕事の関係で2021年の春に来韓した。ソウル日本人学校(中学部2年生)に入り、同年の夏頃からK―POPダンスやボーカルなどを習う教室に通い始めた。小学生のときに韓国のガールズグループ、BLACKPINK(ブラックピンク)のミュージックビデオを見たのをきっかけにK―POPに関心を持っていた。幼いころからバレエを習い、チアダンスもしていたため、ダンスには興味があった。

 韓国語ができず、最初は教室の友達と翻訳アプリを使って会話をしたが、今やコミュニケーションに問題はない。憧れのK―POPアーティストのダンスを学ぶことに夢中になったが、いつしか舞台に立つことを夢見るようになった。今は週5~6回教室に通い、毎日約5時間、汗を流している。

 山本さんはこの春から韓国の高校で学ぶことを決めた。ソウルの日本人学校には高等部がなく、進学を悩んだ。日本人学校の生徒の場合、高校は日本に戻って進学するか韓国のインターナショナルスクールに進むのが一般的で、韓国の高校に進学するのはごくまれなケースだ。だが、同じ夢を追いかける同世代の韓国人の仲間にも恵まれ、「ここで出来るところまでやってみよう」と思ったという。

 山本さんが入学するのはソウル市内にある「大一観光高校」。同校は専門人材の早期育成を目指す特性化高校だ。山本さんは「ビューティーアート科」で韓国人生徒と一緒に授業を受ける。同校は15年から日本の高校と交流を行っており、生徒の日本への関心も上昇。今年初めて日本人生徒の受け入れを決めた。今後、日本人を含む外国人生徒をさらに受け入れるための環境整備を行う方針という。

 山本さんは3月に入学し、新生活を始める。学校に通いながら、韓国芸能事務所のオーディションも受け続ける考えだ。もう10回以上も落ちたが、諦めてはいない。「国籍は違っても夢を与えられる存在になりたい。ダンスを通じ、日韓の懸け橋になるような仕事がしたい」と目を輝かせた。

kimchiboxs@yna.co.kr

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