国家捜査本部長の任命取り消し 息子の校内暴力問題で=韓国
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2023.02.26 10:10
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は25日、息子の校内暴力問題が浮上した鄭淳信(チョン・スンシン)国家捜査本部長の任命を取り消した。
国家捜査本部長は警察の捜査を取り仕切る要職で、尹大統領は24日に検察出身の弁護士である鄭氏を任命した。
しかし、鄭氏の息子が有名私立高校に在学中だった2017年に寮の同じ部屋の同級生に約8カ月間、言葉の暴力を繰り返し、転校処分を受けたことが明らかになった。鄭氏側は処分が重いとして訴訟を起こしたが、裁判所は認めなかった。被害を訴えた生徒は精神的な苦痛により自殺を図るなど、正常な学校生活ができなかったという。
鄭氏は26日から任期が始まる予定だったが、同問題が浮上し、25日に辞意を表明していた。
尹大統領に対し、鄭氏を推薦した警察トップの尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長の責任論も浮上しそうだ。
kimchiboxs@yna.co.kr