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最大野党代表の逮捕同意案 否決も所属党から「大量造反」=韓国

記事一覧 2023.02.27 19:20

【ソウル聯合ニュース】背任や収賄の容疑で逮捕状が請求された韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する逮捕同意案が27日、国会(定数300)で否決された。

採決を前に厳しい表情を浮かべる李在明(イ・ジェミョン)代表(中央)=27日、ソウル(聯合ニュース)

採決を前に厳しい表情を浮かべる李在明(イ・ジェミョン)代表(中央)=27日、ソウル(聯合ニュース)

 この日の本会議で採決された李氏の逮捕同意案は、与野党議員297人の無記名投票の結果、賛成139人、反対138人で否決された。無効は11人、棄権は9人。

 李氏は、ソウル近郊の京畿道城南市長時代の都市開発事業を巡る背任容疑や、大企業に地元のサッカークラブ、城南FCへの後援金を出させ、見返りに便宜を供与した疑いなどが持たれている。

 検察は李氏の逮捕状を請求したが、現職の国会議員である同氏は国会会期中に国会の同意なしに逮捕・拘束されない不逮捕特権を持つ。逮捕同意案が否決されたことで、裁判所は李氏に対する逮捕状発付の是非を判断する令状審査を行えなくなった。

 逮捕同意案は在職議員の過半が出席し、出席議員の過半が賛成すれば可決される。この日投票した297人のうち149人以上の賛成が必要だったが、169議席を持つ共に民主党の議員が主に反対票を投じたとみられる。

 ただ、反対票が同党の議席数を大きく下回っていることから、賛成票や無効票を投じたり、棄権したりした議員が相当数出たとみられており、「造反者」は40人に迫るとの分析もある。

 共に民主党は今回の採決を前に、党が「一枚岩」であることを強調し、圧倒的多数で否決することを目指していた。

 与党「国民の力」(114議席)と革新系野党「正義党」(6議席)は賛成票を投じる方針を示していた。

 国会議員の逮捕状請求を巡っては、昨年12月にも収賄や政治資金法違反などの疑いで共に民主党の盧雄来(ノ・ウンレ)国会議員の逮捕状が請求され、国会で逮捕同意案の採決が行われたが、271議員のうち賛成101人、反対161人、棄権9人で、大差で否決された。

 一方、この日の採決では、賛成か反対か判別しがたい票が2票あり、判断に1時間以上を要した。与野党の院内代表による協議の結果、1票は反対にもう1票は無効票としてカウントされた。

yugiri@yna.co.kr

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