男児選好も今は昔? 22年の出生性比が過去最低に=韓国
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2023.03.01 14:44
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が1日までに発表した2022年の出生・死亡統計(暫定)によると、出生児のうち女子100人に対する男子の数を示す出生性比は昨年に104.7となった。前年に比べ0.4低下し、1990年の統計開始以来最も低くなった。
男児を好む傾向があった90年代は110を超えていたが、最近は正常範囲(103~107)内に収まっている。
90年の出生性比は116.5に達し、当時は性比の不均衡がいずれ社会問題化するとの懸念もあった。だが2000年代に入ると110を下回るようになり、07年には106.2と正常範囲に下がった。
昨年は、全体の出生性比だけでなく第1子、第2子、第3子以降の出生性比もそろって正常範囲内だった。なかでも第3子以降の出生性比は前年から1.1下がった105.4と、統計開始以来で最低を記録した。
跡継ぎが必要だという社会通念から男児を好む傾向があったころは第3子以降の出生性比が第1子よりはるかに高く、93年は209.7に達していた。00年には143.6に下がったものの依然として正常範囲からは大きく外れており、その後に徐々に下がって14年に106.7と正常範囲内に入った。
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