韓国野党議員らが日本で会見 佐渡金山の世界遺産登録申請撤回求める
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2023.03.01 17:23
【東京聯合ニュース】韓国の独立運動記念日「三・一節」を迎えた1日、野党の国会議員らが東京都内で記者会見を開き、日本政府に対し、「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録申請の撤回を要求した。
会見を開いたのは最大野党「共に民主党」の安敏錫(アン・ミンソク)議員、同党の林鍾聲(イム・ジョンソン)議員、無所属の梁貞淑(ヤン・ジョンスク)議員、同じく無所属の尹美香(ユン・ミヒャン)議員。会見は1919年に東京の朝鮮人留学生が日本による植民地支配に抵抗する「二・八独立宣言」を発表し在日本韓国YMCA(千代田区)で開いた。
会見では2015年に端島炭坑を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録された際、朝鮮半島出身者などが本人の意思に反して一部の施設に連れて来られ、厳しい環境で働かされた事実を説明するとした約束を履行することも要求。「日本政府は未来志向の韓日関係のために日本による植民地時代の被害者の苦痛を回復させ、つらい過去を後世に伝えていくい義務があることを忘れてはならない」と指摘した。
韓国国会は先月27日の本会議で、日本政府に対し、佐渡島の金山の世界文化遺産登録申請の撤回と明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録時の勧告履行を求める決議案を可決した。
日本政府は佐渡島の金山の世界遺産登録を巡り、時期を江戸時代までに限定しており、一部では近代以降に起きた強制労働の歴史を隠すための「小細工」との指摘が出ている。
議員らは在日韓国大使館を通じ、決議案を日本の文部科学省に伝達するほか、フランス・パリにあるユネスコ本部訪問、8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせた佐渡島の金山視察を推進する方針を明らかにした。
yugiri@yna.co.kr
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